建築と植林

スギ花粉によって花粉症になっている人が多い日本ですが、山などに生えている杉や檜は、戦後に植林されたものなのですが、戦争で家屋や草や木が燃えてしまい、跡形もない状態になってしまったことから、日本を再生させるためには何が必要かと考えた結果です。

そんな木材を、建築家たちは大いに利用させてもらっているわけですが、住宅などを作る建築用の材料として、杉などを大量に増やすことが重要と考えたことから、いろいろな場所に杉などを植林したわけです。

しかし、そんな戦後の日本を復興させるために植林した森は、大きな問題を引き起こしていると言われており、建築家の間でもいろいろと考えさせられることが多いです。

あくまで説なので、正しい解釈かは研究ですが、杉が花粉を撒き散らすことで、大気を汚染しているという考えを持っている人もおり、自然の生態系に戻すべきだと言う人もいます。

自然のあるべき姿に戻すためには、いったいどれぐらいの歳月が必要なのか気になってしまい、植物学を専門としている先生に話を聞いたことがあるのですが、おおよそ200年ぐらいは掛かるのではないかと言う返答でした。

そして、現状のまま放置した場合、生き残っていく木とそうでないものに選別されていくとも言っていましたが、あまりにも時間がかかりすぎると思いますが、応急処置は出来ないものかと悩まされます。

木材の重要な役割

地球温暖化に伴って、二酸化炭素の排出量を低減させることを京都議定書で表明した日本は、2012年までに1990年比で6パーセント削減することを約束しました。

その目標を達成するためには、建築で多用している木材が重要な役割を果たしており、皆さんも小学生の頃に勉強されたと思いますが、木は二酸化炭素を吸収して酸素を出します。

つまり、森林が多くなれば、それだけで二酸化炭素を減らすことが出来るのです。

反対に人間が建築で使用する木材が多くなれば、二酸化炭素の量が増えることになります。

杉の話に戻しますが、先程も申し上げたように、年輪の幅広くて柔らかい杉は、虫を遠ざけるエキスを持っており、自己防衛の手段を持っているわけですが、その性質を利用して、タンスなどに使ったりしているのです。

防虫効果があると言うことなのですが、これは重要文化財の収蔵庫にも使われています。

また、杉とはいっても様々なものがあり、その地域によって育成に工夫が施されており、船の用材として用いられる杉や、木目が整っていて見た目が綺麗な物に関しては、室内の見えるところに用いられるもおもあり、性質によって用途も異なります。